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Archive for January, 2012

Napsterを買収した米国発の音楽サービスRhapsodyは無料ストリーミングに頼らずブランド力で世界を目指す

Posted by jaykogami on January 27, 2012

 
昨年P2Pで有名だったNapsterを買収した、米国発の会員制音楽ストリーミングサービス『Rhapsody (ラプソディー)』の成長と動向をまとめてみました。無料と有料、老舗と新興ブランドと面白い要因が色々見えてきて非常に興味深い世界戦略です

【2011年10月】

Rhapsodyは競合の音楽ストリーミングサービス『Napster』を買収したことを発表しました。1300万曲の楽曲カタログを持つRhapsodyの有料会員数は800,000人と言われ、米国ではNo.1の地位にありました。新興のSpotifyは7月の米国進出以来、会員数を着実に伸ばしている中、Rhapsodyのユーザー数を拡大してSpotifyに対抗する姿勢が伺えます。

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【フリーの音楽ストリーミング】

ライバルのSpotifyやMOG, Rdioなどの音楽サービスでは、TwitterやFacebookでシェアするなどのリスニング行動によってフリーの視聴時間が増える仕組みを使って無料会員の参加を促しす成長戦略を取っています。

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不思議なことにRhapsodyは無料で音楽を提供しません。14日の無料トライアル期間を提供するのみで、以降はPC、モバイル等60種類以上の機種から視聴可能な月額10ドルのプレミアムプランを提供します。
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同社の社長であるJon Irwin (ジョン・アーウィン)氏は昨年10月、Business Insiderの取材で成長戦略では、『無料プラン』は市場の動向を観察する意向であって導入する予定はないと明かし、一方で買収したNapsterのブランドや海外でのプレゼンスを有効活用し米国以外の地域でサービスを展開したいと述べています。2001年に設立されたRhapsodyは、競合よりも大手レコード会社と長期的な関係を維持し、また無料でストリーミングできる契約も締結済みだとIrwin氏はBusiness Insiderに明かしています。

【モバイルとの連携】

その他の差別化として、Rhapsodyは携帯キャリアやケーブルネットワークとの提携を進めています。月額60ドルでMetro PCS(加入者900万人)のプランに加入するとAndroid携帯にプリインストールされたRhapsodyで音楽が聴き放題できます。またケーブルネットワークとも提携の可能性を探っているとIrwin氏は言っていました。

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【2011年12月】

Rhapsodyは、有料会員数が100万人を突破したと発表しました。その中で50%以上の有料会員はモバイルや家電から音楽ストリーミングしていることが分かり、この分野の成長がユーザー数拡大に結び付きました。

【2012年1月】
Napster Internationalを買収したことを発表しました。これにより、RhapsodyはNapsterブランドでサービスを英国とドイツで展開します。今後は速度、インターフェース、プレイリスト管理を強化したウェブアプリおよびモバイルアプリが展開するそうです。

*    *
個人的な関心は、Napsterのブランドを使いSpotifyからシェアを奪うことができるかどうかということです。Spotifyは欧州では既に地位を確立したサービスで、展開する12カ国中11カ国は欧州です。例えば英国ではSpotifyが会員数で1位で、Napsterは2位にいます。とは言えSpotifyはドイツにはまだ進出しておらず、Napsterは2005年から展開しており70%のシェアを有すると言われています。

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Napsterの利用度は分かりませんが、知名度はありそうです。逆にSpotifyユーザーはFacebookからの利用などアクティブユーザーが多いような気がします。

IFPI(International Federation of Phonogram and Videogram Producers)が発表した「デジタル・ミュージック・レポート2012」(pdf)によれば、会員制音楽サービスの有料会員数は世界中で1340万人に到達し、2010年の820万人から65%増加しています。

世界で知名度ある企業が新サービスを立ち上げるとして、ネームバリューだけでは新たに市場開拓はできない環境になった感がします。ナップスターも10年間に渡りサービス提供していましたが、低迷は避けられませんでした。反面、Spotifyのような新しいサービスが一気に拡大しやすい環境であるとも言えます。そうなると、『無料と有料』など今まで行ってきたビジネスモデルや形態を延命するのではなく、覆してでも競争していかなければならず、思い切った決断だったり周囲への利便性の理解促進も必要だと感じます。2012年はこのトレンドから見て、各社にとって市場拡大の大きなチャンスの年になるかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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アーティストと音楽ファンのつながりを示した図式で見る2011年オンライン音楽消費トレンド、楽曲再生回数は640億回に及ぶ

Posted by jaykogami on January 26, 2012

音楽情報解析サービスのNext Big Sound(NBS)が公開したデータによれば、FacebookやYouTubeなど2011年にウェブサービスで視聴されたオンライン音楽コンテンツは640億回に及ぶことが分りました。同社がまとめた2011年のソーシャルメディアでの音楽ファンの行動データをまとめたインフォグラフィック『2011 State of Online Music』の内容をご紹介します。

NBSは、オンラインやソーシャルメディアでの音楽に関するファン行動データを分析する企業です。FacebookやTwitter, YouTube, SoundCloud, Last.fmなどオンライン音楽サービスからオープンなデータを収集しチャート化と独自の分析を加え、レコード会社のマーケティング担当やアーティストマネジメントなど音楽関係者が投資を効率化するためのデータベースツールを月額制で提供します。

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今回発表されたデータは、視聴されたデジタル音楽、動画、アーティストプロフィール、ファン数等の増加とNBSの解析をまとめた、総楽曲消費数、ファン数(フォロワー数等)、閲覧数、各ウェブサービスの前年度比の成長と最も人気のあったアーティスト、ソーシャルメディア上の人気チャート『The Social 50』、ソーシャルメディア上での人気拡大度を測定したNBS独自のチャート「NBS 25」デビューからThe Social 50にランクインするまでの速度をランク付けした『The Big Sound of 2011』です。

【2011年】
新規楽曲再生回数:64,876,491,602曲(楽曲+動画あわせる)
新規獲得ファン:3,433,149,332ファン
プロフィール閲覧回数:16,182,060,299回

例えば5分の音楽を640億回再生したら、5,333,333,333時間!これをFacebookのユーザー数8億人分で考えた場合、一人当たり402分となり、約80曲の音楽と接触していることになります。総務省が発表した日本人の固定・携帯での通話時間総数が41億時間なので、これを10億時間以上も上回っている結果です。まあ通しで聴く人は少ないから、参考値になれば。

ご注意いただきたいのは、例えばFacebookやTwitterの数値ですが、これはSNS上で(SpotifyやMOGなどで)聴いたりシェアした音楽の回数ではなく、アーティスト・レコード会社ページのファン数やフォロワー数を表します。Next Big SoundはSpotify, Pandora, Rdio等の音楽サービスからのデータ解析を2011年内に追加したので、その理由からこれらのサービスを考慮しなかったと考えられます。

サイト上でチャートにマウスオーバーすると、アーティストのデータ詳細が見えるインタラクティブなチャートになっています。

例えばフー・ファイターズの場合。

【成長率】
SoundCLoud 231% (楽曲再生、アカウントのフォロワー数、コメント数)

Twitter 104% (フォロワー数)

Vevo 97% (動画視聴数)
Facebook 96% (アーティストページのファン数)

YouTube 62% (動画視聴数、チャンネル購読数)
MySpace 6% (再生回数、フレンド数、ページ閲覧数)

Wikipedia アーティストページ閲覧は97億PV

ReadWriteWebは、(差し引いて読んでと前置きして)ソーシャルウェブのチカラで、無名・インディー系アーティストがメジャー所属の大手アーティストよりも注目を集めることが可能になったと説明しています。特に無名アーティストでも手軽に音楽を発表できるSooundCloudの成長を例に挙げ、さらに、ソーシャルウェブ上の音楽ファンの行動をまとめた『The Social 50』チャートに、レーベルに所属していない新人アーティスト3人がランクインしていることも指摘します。

hypebotは、ソーシャルメディアによって人気アーティストが違うことに注目します。SoundCloudではDJ Bl3nd, The Weeknd,The White Pandaなど無名アーティストがトップ5を占めます。一方、その他のSNSではレディーガガやジャスティン・ビーバー、リアーナ、ケイティ・ペリー、アデルなどネット上で常に話題になるアーティストが上位を占めています。結果彼らは年間を通して売上にもつなげています。

個人的に考えたのは、ソーシャルメディアでつながった音楽消費がより身近になってきたことです。例えば、SoundCloudの音楽をTwitter上で聴くこと、YouTubeの動画をFacebookでシェアする、またはPitchforkのニュースでアーティストの新曲をSoundCloudで聴いて、TwitterでRTした後にアーティストのFacebookページに飛んで、リリース情報をいち早く知りたいために『Like!』した後にウォールにあるYouTube動画を見る(笑)。自分が普段接するSNS内で複数のサービスから音楽に接触し、共有する人が増えたことが、高い成長率増につながったと考えています。

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新人にもオープンなPRの機会、複合的で継続的なファンとのつながり、SNS同士の連携、これらのトレンドが起きているということは、今後の音楽ビジネスはどのチャネルに比重を置くかに加えて、どのように消費者が消費するかを考えたほうが、目的(購買、ライブ、メルマガどか)に最適なつながりをファンとソーシャルメディアで形成できる可能性が高いと思いました。
販売は低迷かもしれませんが、オンライン上の情報量は増える一方です。そして、ソーシャルウェブを活用することで、誰もが楽曲を手軽に投稿でき、レコード会社や広告に依存することなくPRすることが可能になりました。どのようにして人に注目してもらい、継続してソーシャルメディアで共感し共有してもらえるかが、大きな要因であることが分ります。音楽プロモーションへのアプローチの再構築が必要とされるのではないでしょうか。

The Social 50

詳細なチャートはこちらでご覧ください。

【チャートの見かたの注意】

「The Social 50」:チャートは各週の各データを集計し合計した数値を示したもので、複合的に数値の高いアーティストのランキングになっています。

VEVOとYouTubeの違いについて:VEVOの視聴回数はウェブ上に埋め込まれた動画コンテンツを含む総数を集計しています。従って、YouTubeのVEVOチャンネルもVEVOの再生回数としてカウントしており、YouTubeとのダブルカウントを回避しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ソーシャル音楽共有プラットフォーム「SoundCloud」がユーザー数1000万人を突破, 6か月で500万人増

Posted by jaykogami on January 24, 2012

誰でも自作の音楽を簡単に投稿しシェアできる、ソーシャル音楽共有サービスの「SoundCloud」は、ユーザー数1000万人を突破したと発表しました。2011年7月の段階では500万人だったユーザー数はわずか6か月で50%も増加しています。

SoundCloudは、ジャンルにとらわれない音楽ファイルをウェブ・SNS上で投稿、発掘、共有できる、「YouTubeのオーディオ版」と呼ばれる無料サービスです。

http://w.soundcloud.com/player/?url=http%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Fplaylists%2F913913&show_artwork=true

ブログやサイトへの貼り付け機能、数多くのアプリケーションとの連携やモバイルアプリ,RadioheadDeadmau5をはじめとするアーティストプロモーション等を提供し、様々な形式による音楽体験を世界中の音楽ファンやネットユーザーに提供しています。また、クリエーターやブランド向けの有料プランでは、ストレージ容量やアートワーク、購入機能等それぞれの用途に最適化した利用を実現します。(詳細にご興味ある方がいらしたら、微力ながらお手伝いしますので、ご連絡ください)

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ブログでは、1000万ユーザーに到達した幾つかの要因をリストアップしています。

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image via Flickr Alexanderljung

個人的には、上記以外にもMeetup等ユーザーコミュニティとのイベントだったり、SNS上での対話だったりリアクティブな対応だったりを高いレベルで行っていることも人気を集める要因になっていると感じます。

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SoundCloudとファン、ファン同士が音楽に共感し体験を共有するコミュニケーションを行うことで、複合的に組み合わさり「人」でつながるコミュニティによって成長しているサービスだと思います。2012年にはどんな新しい体験がSoundCloudで実現できるのか、次なる飛躍に期待が高まります。

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image via Flickr bisonblog

http://www.facebook.com/soundcloud
@soundcloud
SoundCloud Tumblr

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ソース
Thank You – 10 Million Times (SoundCloud ブログ)

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Skype設立者が作った会員制音楽ストリーミングサービスRdioがドイツとオーストリアでサービス開始

Posted by jaykogami on January 18, 2012

音楽ストリーミングサービスのRdioは、 ヨーロッパで初めてドイツでサービスを開始し、さらにオーストラリアでも開始しました。米国、カナダ、ブラジルを加えた5カ国に拡大し国際展開を強化してきました。

Introducing: Rdio in Germany (1/12)
Rdio Now Available In Australia (1/9 Gizmodo)

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image via Mashable

日本であまり話題にならないので、サービスを簡単にご紹介。Rdioは2010年にローンチした比較的新しい音楽サービスで、サンフランシスコに拠点を構えます。SkypeやP2PサービスKaZaaの設立者Niklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が創設したサービスです。

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Niklas Zennstrom at Le Web 11 image via Flickr LeWEB11

Skype創業者が立ち上げたソーシャルな音楽ストリーミングサービス「Rdio」が1750万ドルの資金を調達、ワーナーBros.レコードの会長が取締役に就任 (2/3/2011)

Rdio Facebookページ http://www.facebook.com/rdio
Rdio Twitter (@rdio) https://twitter.com/#!/rdio/
Rdio ブログ http://blog.rdio.com/

Rdioは、1200万曲以上の楽曲カタログをデスクトップアプリやブラウザ、iOS, Android, BlackBery, Windows Phoneのモバイル機器でストリーミング再生することが出来ます。

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image via The Verge

Rdioは広告・クレジットカード登録がない聴き放題だけど制限がかかるフリープラン(米国オンリー)、ブラウザまたはアプリが利用できる『Rdio Web』(月額4.99ドル)と、モバイルアクセスが付く『Rdio Unlimited』(月額9.99ドル)のプラン3種類を展開します。今回発表となったドイツでは、「Rdio Unlimited」の7日間フリートライアルにサインアップができ、価格はRdio Webが4.99ユーロ、Rdio Unlimitedが9.99ユーロになるとのこと。

Introducing: Free Access to Rdio (10/6 Rdioブログ)

全く関係ありませんが、個人的にはSkypeのエンジニアさんや経営者達は, PayPalマフィアのように「Skypeマフィア」となって今後どんどん業界で活躍していくかもと勝手に予測。。。

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image via TechCrunch

RdioはFacebookが9/23のf8で発表した連携強化で合意した音楽サービスの1社であり、ユーザーが聴いた曲がFacebookのティッカーやタイムラインで共有できます。これにより、友人と一緒に聴いたり新しい音楽を見つけたり、Facebookのつながりをきっかけに音楽体験の機会を増やしています。ただ、Facebookの発表では「(f8以降)登録ユーザー数が30倍増加」とありましたが、AppDataのデータによれば、月間アクティブユーザーが60,000人を突破するくらいで、あまりFacebook連携のメリットは見られず競合のSpotifyにははるかに及びません。

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差別化

比較されることが多いクラウド型音楽サービスの分野において、Rdioがユーザーに支持される理由の一つに、洗練された使いやすいインターフェースデザインがあります。

また画面上でアルバムカバーが表示されるだけでなく、Facebook連携による友人の音楽共有や、Rdio独自のレコメンデーション/音楽発掘機能によりヘビーローテーションする曲が表示されるなど、ソーシャル機能を組み合わせた新しいコンテンツ開拓を実現しています。友人やユーザーが何を聞いたかを見ながら、簡単に音楽発掘を行いユーザー同士で共有して共鳴することが簡単に行えることが高く評価されます。

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独自の音楽発掘機能によりヘビーローテーションが表示されたりもする image via nerdology

デスクトップアプリに加え、ブラウザからもアクセス可能なので、アプリオンリーのSpotifyと違いDLが必要なくなります。APIが利用可能なので、アプリケーションを作成してサイト外でも音楽を体験できる場面がつくれます。

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また、米チェーン店のTargetでギフトカードを販売したり、家族(グループ)割り割引料金プランを導入するなど、人のつながりやリアルの場でのインタラクションを通じて音楽を楽しみたいユーザーを支援しているように思えます。

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image via Ars Technica

またRdioは電子書籍サービスのKoboと提携し、発表されたタブレットKobo Voxにプリインストールしたアプリ経由で音楽を視聴できる契約を締結しました。Koboといえば、11月に楽天が買収した会社。もしかしたらRdioと楽天???楽天が音楽サービスに進出する???デジタルコンテンツ販売に注力するのであれば、音楽コンテンツは広いユーザー層に届けることができる魅力あるコンテンツであることに間違いないと思います

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image via Rakuten

「出版、そして書籍の歴史が変わる重要な日」――楽天三木谷氏が明かすKobo買収の意図 (11/10/2011 ITmedia)

Find Rdio on the Kobo Vox (11/17/2011 Rdioブログ)

デバイス以外にも通信キャリアとパートナー契約することで、(アプリDLや課金プロセス等削除できるので)デバイスとサービス間の連携がスムーズになり、テクノロジーに興味のない消費者層も(マーケティング次第で)使いたいと感じてもらうことができれば、生活の中で音楽への選択肢が広がる可能性があると感じました。

ご参考までに関連記事です。興味のある方は是非。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ソース
Introducing: Rdio in Germany (1/12)

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ラジオ派またはDJ派?ネットラジオPandoraの人力レコメンド機能に対抗する音楽情報解析「Echo Nest」搭載のSpotify Radio

Posted by jaykogami on January 13, 2012

image via Digital Trends

みなさんはラジオ派ですか?一人DJ派ですか?

12月9日、音楽ストリーミングサービスのSpotifyはネットラジオ機能である「Spotify Radio」を刷新しました。Spotify Radioは好みに合わせて自動で音楽再生する従来のラジオ機能に加え、新機能として無制限のラジオ局設定、無制限の曲のスキップ(早送り)、そして強力なレコメンデーション機能が追加されました。

Discover the new Spotify Radio (12/9 Spotify ブログ)

下の写真のようにアーティストまたは曲で「Start Artist Radio」をクリックするだけで、選んだ曲をベースに1500万曲のカタログから自動的に次々と同じスタイル・ジャンルの曲を自動再生してくれてパーソナル化したオンラインラジオ(プレイリスト)を無料で構築できる、非常にシンプルな機能です。Spotify Radioはサービス展開する12カ国全ての無料会員と有料会員どちらも利用が可能です。

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image via Mashable

以前は全く不評だった「Spotify Radio」を今回のアップグレードから強力に支援しているのが、音楽データに基づく楽曲レコメンデーションをアプリやサイトに提供する音楽情報解析サービスの「Echo Nest (エコーネスト)」という企業です。

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The Echo Next Powers Spotify Radio (12/16 Echo Nestブログ)

Echo Nestは、デジタル音楽コンテンツにおけるアーティスト、楽曲、アルバムなどの評判、テンポ、楽器、キーやハーモニーなどの楽曲特性、ストリーム再生やダウンロード、再生回数、行動パターンなどのユーザー特性を機械的に解析する企業です。同社のプラットフォームには3000万曲に関する50億のデータが蓄積されており、これらのデータをメディアや音楽サービス企業、開発者コミュニティに提供し、このデータに基づく特別なアルゴリズムによるAPIを利用してレコメンデーションエンジン、検索エンジン、プレイリスト機能、位置情報アプリ、音楽ゲームなど200以上のアプリケーションが開発されています。彼らの顧客にはMTV, BBC、ノキア、ワーナーミュージック、EMI、MOGなどがいます。

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http://the.echonest.com/

4大レコード会社の一角EMIが、ついに音楽の在庫カタログをデベロッパに公開 (11/4 TechCrunch Japan)
音楽アプリケーションに「音楽解釈API」を提供するEcho Nestが$7Mを追加調達 (10/6/2010 TechCrunch Japan)

Spotify Radioの発表以来、どんなレコメンデーションが音楽には最適か?の議論が起こっています。具体的には「人 vs マシーン」によるレコメンデーションと音楽発掘についてです。

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image via Mashable

米国には圧倒的なユーザー数を誇るネットラジオサービス「Pandora」 があります。登録者数1.25億人という幅広いユーザーベースを持つPandoraは、ユーザーからのフィードバック(Thumb Up/Down)と自社開発の『Music Genome Project』(ミュージック・ゲノム・プロジェクト)という人力の解析によるコンテンツレコメンデーションを採用しています。

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image via Flickr ekai

現在Music Genome Projectには90,000組以上のアーティストの900,000曲のデータが分析され蓄積されています。同社には音楽分析家でミュージシャン25人ほどの音楽学者が在籍しており、1曲づつテンポや色調、さらにはザラツキ感まで楽曲の特性を分析しており、彼らの解析データをベースに似たスタイル・ジャンルの楽曲を自動で再生します。この機能によって、Pandoraユーザーは検索する必要もなく、聴きっぱなしすることが出来ます。

Hands-On With the New Spotify Radio: Look Out, Pandora (12/9 ReadWriteWeb)

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image via Flickr Patrick Ng

こういう2社が同じようなサービスを提供してくると、大抵は「どちらが優れている?」「勝ち残るのはどこ?」と比較し始め、今まさに米国メディアが議論をしている時ですが、自分は全く違う考えです。それは機能面での比較ではなく、ユーザー層での比較にネットラジオの今後の可能性が見えてくるからです。

ラジオは新しい音楽の発掘や無制限な聴き流し(ストリーミング)に最適なサービスです。また大多数のライトユーザーが簡単に利用できる利点があるので、新規顧客獲得につながりやすいと考えられます。ビジネス的な話をするなら、今回のSpotify Radioはこの分野を開拓することで、新たなユーザー層の拡大または差別化で他社サービスのユーザーを乗り換えさせる戦略を狙っているでしょう。(例えば、Spotify Radioは無制限ですが、Pandoraには1日最大12スキップ、100局までの制限があります)

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image via Flickr Thomas Hawk

しかし両サービスは、同じラジオ機能でもアプローチが異なるように見えます。Pandoraは『ラジオ』に軸をベースに音楽体験を提供し、Spotifyは『音楽コンテンツ』をベースにした音楽体験を提供し、その一部でラジオ(やその他の機能)を提供している感じがします。

PandoraはラジオをPCやモバイルから車載システムに展開することでラジオ利用者のニーズを満たします。

一方でSpotifyは豊富な音楽コンテンツをあらゆる場所と形態でアクセスできるようにすることに注力し、ネットラジオ利用者向けの専用サービスを1事業として開始しました。

Pandoraではユーザーがラジオリスナーとなり、Spotifyはユーザーが主役となって音楽をキュレートすることで、全く異なる音楽体験と価値観でコンテンツを消費します。

ラジオ好きはPandora、レコード屋で選曲好き(個人でDJ)はSpotifyという図式になると予測ができ、長期に見ると互いが個々のユーザーが喜ぶサービスを提供出来ると思います。短期的にはSpotifyがユーザーを獲得するでしょう。ですが、どちらもサービス内容やデバイス、コンテンツなど拡張性の高いサービスかと思います。今後どれだけPandoraとSpotifyがラジオの価値と市場を拡大できるかがカギになる気がします。ラジオという手軽なメディア、音楽という共感しやすいコンテンツが融合するネットラジオが拡大すれば、「ラジオ復活」となるかもしれません。

両サービスに言えるのは、ユーザーや消費者が自分の好みに合う選曲をいつでもどこでも提供するサービスだということ。決してサービス事業者が主体になることはない。音楽を世の中の人に届ける最良の方法を両社は常に追い求めて、音楽と生活をむすびつける仕組みを具現化していることは素晴らしいことだと思います。

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image via Business Insider

SpotifyとPandoraについての紹介

Spotifyは、ソーシャル機能を搭載するオンデマンド定額制のクラウド型音楽サービス。フリーミアムのビジネスモデルで、無料プラン(広告、再生時間制限付き)と2種類の有料プラン(広告・制限無し)を提供しており、ユーザーはPCやモバイル、アプリ経由で1500万曲から好きな音楽をいつでもどこでも聞き放題で堪能できます。
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現在欧米12カ国で展開しており、2011年にはアクティブユーザー数1000万人、有料会員数が250万人に到達するほど急速に人気を集めています(比較すると、モバイルSuicaユーザーが5年目の今年250万人に達したそうです)。

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また11月30日にはアプリケーションプラットフォームを発表し、サードパーティがSpotifyの楽曲カタログを利用したアプリケーションをデスクトップで無料また有料会員に提供し始めました。

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image via CNN

Facebookとの連携強化、アプリプラットフォーム、そしてオンラインラジオ機能。

一方のPandoraは2000年に「Music Genome Project」をサービス化するPandora Media(前Savage Beast)として設立され、タワーレコードやBorders, ベストバイなど小売店の音楽キオスク向けにレコメンデーションエンジンを提供してきたB2B企業でしたが、戦略転換し一般消費者向けのネットラジオとしてPandora Radioを2005年にローンチしました。米国のみのサービスで、広告入り+制限付きの無料プランと広告/制限無しのプレミアムプラン(年間$36)の2通りを展開しています。

どちらも日本からは利用ができないサービスですが、もし機会があれば、もしくは知人でユーザーがいれば、一度両社のサービスが体験と消費を聞いてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ソース
Discover the new Spotify Radio (12/9 Spotify ブログ)
The Echo Next Powers Spotify Radio (12/16 Echo Nestブログ)
Spotify Radio: Pandora’s Biggest Nightmare? [REVIEW] (12/16 Mashable)
Digging into Pandora's Music Genome with musicologist Nolan Gasser (1/12 Ars Technica)
@EchoNest
Spotify sucks at radio (9/5/2011 Michael Schmitt)

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ソニーのクラウド型音楽ストリーミング「Music Unlimited」がiPhoneやiPadでも利用可能に(海外のみ)

Posted by jaykogami on January 12, 2012

ソニーは、同社が提供する聴き放題の定額制音楽ストリーミングサービス「Music Unlimited」をiOSデバイスで展開することを、開催中のCESで行われたメディア向け説明会で明らかにしました。

ソニー・エンターテイメント・ネットワーク社長のTim Schaaff氏は、同社が今四半期中にiPhoneおよびiPad向けの無料アプリを配信開始すると述べました。Music Unlimitedアプリは、ソニーのネット未接続状態でも再生可能なオフラインキャッシュ機能が搭載されるとのこと(プレミアムプラン会員のみ)。

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image via 9To5 Google

2010年12月にローンチしたSony Music Unlimitedは、現在13カ国(米国、英国、ドイツ、オーストラリア、フランス、アイルランド、イタリア、ニュージーランド、スペイン、新たにデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)で提供される音楽サービスで、ユーザーは1500万曲の楽曲カタログからブラビアTVやブルーレイプレーヤー、PS3/PSP、Vaio、アンドロイド携帯などでストリーミング再生することが可能です。Shaaff氏によれば、同サービスのアクティブユーザー数100万人以上だそうです。

去年のCESから
【CES】ソニーのクラウド型音楽配信「Music Unlimited」−PS3でもテレビでもモバイルでも同じ音楽体験を提供(1/14/2011 AV Watch)
PSP版 Music Unlimitedは4月14日サービス開始 (4/14/2011 Engadget Japan)

説明会でShaaff氏はサービスのiOSデバイスへの提供について、ソニー製品以外でソニーのサービスを使ってもらうことで、将来的にソニーのお客様になってもらいたいという考えを述べています。

image via Flickr PlayStation.Blog.Europe

この動き、また一つ、ただの音楽サービスが新市場に進出したけれど、難しいなという印象です。市場の大きなプレーヤーになるとはあまり考えられません。なぜならソニーのサービスでは自社製品・サービス同士の差別化、そしてSpotifyやRdio等すでにモバイル分野に進出している他社との差別化が難しいと感じるからです。

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image via TechCrunch

それから、いつも海外の音楽サービスのレビューをまとめてくれる、@anno69 さんのブログに書かれていた記事が悪い意味で非常に印象的で、他社とは劣るサービス内容というイメージが自分の中にはあります。
Music Unlimited powered by Qriocityが「スタートの時点で死んでいる」と言われた理由 (12/23/2010 Green Sound from Glasgow)

また料金プランも残念です。Music Unlimitedは30日の無料トライアルが存在しますが、料金プランが2種類しかなく、しかも両方とも有料です。ベーシックプランは月額$3.99で(地域によっては利用できる楽曲が異なります)、無制限のオンデマンド再生やプレイリスト作成が可能なプレミアムプランは月額$9.99です。無料プランがあれば、競争性を少なくとも開始時だけでも見せられたのでは?

Music Unlimited powered by Qriocity™アンドロイド対応の携帯機器向けにサービス開始(6/16/2011 ソニー)

それに日本の会社であるソニーが日本そしてアジアでサービスを展開していないのは、ライセンス契約など事情が絡んできているからでしょうか?もし詳細をご存知の方がいれば、ぜひ教えてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ソース
Sony is bringing its Music Unlimited streaming service to iOS soon (1/11 VentureBeat)
Sony Singing Apple’s Tune (1/11 Wall Street Journal)

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